炎症性色素沈着

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着

火傷やにきび、アトピー性皮膚炎等の肌の炎症が起こると、その物理的刺激や活性酸素によって色素細胞が刺激を受け、大量のメラニンを生成します。
それがターンオーバーで排出されず、表皮に沈着した状態を炎症性の色素沈着として、いわゆる加齢による「しみ」とは区別されます。
顔だけとは限らず、全身にあらわれる可能性があります。
炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)は、もともと皮膚が弱い、あるいは過敏、アトピー性皮膚炎疾患者が発生しやすいといわれています。

 

 

原因は個人差があり、化粧品、日用家庭品、植物、金属、虫刺されのあと、ムダ毛の処理、薬、香水等など、様々なアレルギー因子などが原因となってしまいます。
特に、肌に合わない化粧品を使い続けると、炎症期間が長くなるといわれています。
また、ムダ毛処理後に炎症してしまった毛穴は、黒ずんだ炎症性色素沈着を引き起こす事もありますので注意が必要となります。
さらに注意が必要なのは、しみ取りのレーザー治療後に炎症性色素沈着となってしまう例もあるそうです。
時間がたてば消える場合もありますが、長期間の炎症、重い炎症である場合、メラニン色素が表皮ではなく、真皮に定着し長期間残る場合もあるようです。
なので炎症後色素沈着の対処法としては、炎症期間を短縮し、軽くする事が最も大切であるということです。
炎症が残っていると、治療の効果が期待できず、悪化させてしまうこともあるので、気を付けたいですね。