光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑

光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)は、海水浴などに出かけ、日焼け対策もせずに長時間日光をあびて炎症をおこした肌にできやすいしみのことをいいます。
両肩から背中の上部にかけて、こんぺい糖のような形をした、褐色の色素斑が出現することがあります。これを光線性花弁状色素斑といいます。
これは20代から30代の比較的若い世代に多く見られる症状です。
特に色白で、日焼けをすると赤くなるタイプの人に多く見られるようなのですが、すぐに症状が出るのではなく、1〜3ヶ月ほど経ってから出現します。
一度だけでなく、何度も日焼けを繰り返すうちに、メラニン色素が角質層にとどまり、しみとなって出現するのです。

 

 

ちなみに、色黒で日焼けをするとすぐに黒くなるタイプの人には、この症状はあまり見られないようですね。
強い日差しを受け、大きなダメージを受けた肌は、ホワイトニング効果のあるローションなどを使っても、色素斑の色がなかなか薄くならないのも特徴です。
なので、海水浴や日光浴などで素肌を日光にさらすときには、必ず日焼け止めを塗るように心がけましょう。
とはいっても、日焼け止めの効果は数時間程度なんですよね。また、汗で流れることもあるので、こまめに塗り直して、確実に日焼けを防ぐようにするのがいいでしょう。
日焼けというものはひどくなると、チクチクした痛みが取れず、皮膚が熱をもち、水ぶくれになることもあるので、こまめにケアすることを心がけ、少しでも気になったらすぐに皮膚科で受診するといいでしょう。